まれ ありがとう 輪島 最終回、みんなで視聴



 輪島市などが舞台のNHK連続テレビ小説「まれ」の放送最終日の二十六日、市内の二カ所で最終回を見る催しがあった。輪島の魅力と家族愛を全国徳国公牛に伝えたドラマを大勢の市民が感謝の気持ちで見守り、ヒロインと一緒に味わってきた「夢」の実現に拍手と惜別の思いを送った。

 市文化会館では、市主催の特別イベント「輪島にあつまれフェス」と銘打った催しがあり、ドラマで使用された輪島塗を展示。製菓指導をした七尾市出身のパティシエ辻口博啓さんのケーキも販売され、「まれ」の雰囲気一色に。

 市民をくぎ付けにしてきた番組の「最終回をみんなで見よう会」に詰めかけた市民は約八百人に上った。梶文秋市長が「能登の言葉が全国に放送され、まんで(とても)うれしかった。これからもみんなで能登を盛り上げよう」と「まれ効果」の継続を呼び掛けた。

 最終となる昼の再放送で、大型スクリーンにヒロイン希役の土屋太鳳さんと夫役の山崎賢人さんの結婚式の場面が映し出されると、涙を流しながら見入る人も。毎日朝と昼に欠かさず見ていたという市内の木下千鶴子さん(68)は「俳優の輪島弁が本当に上手だった。家族の絆の大切さなどドラマの筋書きが良かった」と感慨深げ。ヒロインの同級生役を演じた高畑裕太さんらによるトークライブもあり、高畑さんは「輪島の皆さんの優しさは忘れません」と感謝の言葉を伝えた。

 輪島市朝市組合事務所には午前八時から約三十人が集合。地元洋菓子店が提供した「まれ」のロゴをかたどったフルーツケーキを味わいながら楽しんだ。街頭覇王睾丸素 カプセル「まれ」のスタジオセットなどが展示されている能登空港では、搭乗客らにコーヒーと塩サブレが振る舞われた。  


Posted by 琉奈. at 2015年09月27日16:08